I drown in your memory

子供だましの甘い夢じゃない

処女を捨てた

2ヶ月くらい前の話なんですけどね。

授業受けて、帰る途中でした。学校が渋谷に近いので友達と109とか適当にふらふら見て解散した。

そういえばコンビニで支払い済ませなきゃ、と思い、センター街を「この辺にたしかファミマあったよな~」と歩いていたら。

左斜め後ろから声を掛けられた。 「これからどこ行くんですか~?」とかそんなことを言ってた気がする。 「えっと~コンビニにちょっと用がありまして~」みたいな。 「お茶しませんか~?」と言われて「ご馳走してくれるなら行きます~」って言ったら「もちろん」と言うのでついていった。

渋谷の某カフェだった。照明暗めでお洒落な雰囲気だった。飲み物を注文すると、彼が「自己紹介します!」と話し始めた。

今まで何人かの人に声を掛けられてついていったことあるけど、「自己紹介します!」って宣言して名前や年齢、仕事、趣味を教えてくれた人は初めてだった。なんか良い人だなあ、と思ってしまった。ちゃんと正面から見るとなかなかのイケメンだった。

彼の自己紹介が終わると私に順番が回ってきた。とりあえず、名前、年齢、大学名なんかを言ったと思う。それから彼の趣味のバンドの話とか私の趣味の話とか本当に普通の楽しい会話だった。

そろそろ出よっか、と彼が言うのでカフェを出た。彼はバンドでボーカルをしているらしく、カラオケに行こうと言い出した。「最近カラオケなんて行かないな~」と言いながらもついていった。

彼は2曲(くらいだった、たしか)歌ってくれた。たしかに歌は上手かった。声量もあったし、高いキーもきちんと出ていた。 彼は歌う前、飲み物を注文してくれた。「人前で歌うのは緊張するから一杯付き合ってほしい」と言われたので、お酒を飲んだ。ちょっと顔が赤くなってしまった。

歌い終わると恋の話とかをした。 可愛い靴だね。と私が履いていたスニーカーを褒めてくれた。普通のオールスター(黒)だったけど。足ちっちゃいねーとか言って足の大きさを比べた。そしたら彼が「オレ背もちっちゃいんだ」と言ってきた。168センチ?だったかな。ちっちゃ~いなんて言って茶化した。私も150センチに満たないチビだけどね。 彼が「左右の手の大きさ違うんだ」と自分の両手を合わせた。左右どちらの指が短かったか、なんてもう覚えていないけど、たしかに片方の指が少し短かった。 すると彼が手のひらを私の方に出してきた。大きさを比べた。そのまま手を繋がれた。拒否はしなかった。 「ドキドキするね」 そう言われたらそれまで何ともなかったのに急に脈が早くなった。 「すごいドキドキしてる。触ってみて」と彼は私の手を自分の胸にあてた。彼がドキドキしてるのかは分からなかった。 彼は私の胸に手をあてた。私の脈はとても早かった。 「すごいドキドキしてるね」 そう言われると私の脈は更に早く打った。

そのままキスされた。 こうなることは何となく分かっていた。「今日は来てくれて嬉しい。今日しかないんだ。」そんなことを彼は言っていた。これから行きたい場所や、やりたいことは分かっていた。 でも。それはだめだと分かっていた。私はもう大人だしそれくらいの分別はつく。 色々言われたけどこれ以上はだめだと分かっていた。

結局、これが目的だったんだろうけど。 自分でもよく分からないけど、ホテルに向かった。

こんなことブログで書くのはどうかと思ったけど。 私にはその、経験というものがなかった。 何も分からなかった。「優しくする。乱暴はしない。」彼のその言葉を信じた。

私には後にも先にもこの一度きりなので、彼が優しかったのかはよく分からない。多分、優しかったんじゃないかな。

私が初めてだから、痛くてなかなか進まなかった。最初は指でゆっくり入れてくれて、うん、優しかったな、と思う。 でも結局、一回入れたけど痛かったし、上手くいかなかった。 彼は何だか悲しそうだった。申し訳なくなった。私は言われるがままにやったけど、彼は満足していなかったと思う。 私がもっと上手に出来たらな、と思った。

時間も近づいていたし、ホテルを出た。 彼は一言も話してくれなかったし、手も繋いでくれなかった。ホテルに向かうときは繋いでくれたのに。 駅までの道のりがとても長く感じた。 気を付けて帰ってね、と私を心配してくれているようなことを言っていたけど、きっと何も思っていなかったんじゃないかな。 連絡先を聞いてくれる素振りもなく、ああ、もう一生会わないんだろうな、と思った。 私は離れるのか嫌で、連絡先を聞いた。 教えてくれた。 私は改札を通った。振り返ることはしなかった。

それから一週間くらいしてLINEを送ってみた。 既読無視された。 悲しかったなあ。なんでかなあ。何となく分かってはいたけど、やっぱり悲しかった。

私は不思議と彼を責めることが出来ない。 セックスしたい彼を満足させてあげることが出来なかったからだろうか。 私にちゃんと経験があって、それなりに上手くいっていたら、LINEの返事が来たんじゃないかなとか思ってしまう。気持ちの良いセックスが出来てたら、何か変わっていたんじゃないか、そう思えて仕方ないのです。

セックスがこんなに難しいなんて知らなかった。これからたくさん経験を積みたいな、と思った。

あと彼は誘い文句というか口実というか、上手いな~と今になって感心した。カフェ→カラオケ→ホテルっていう流れはまあ普通だけど、カラオケに連れ出す理由にバンドのボーカルだから歌を聞いてほしいと言うところとか、足の大きさを比べたりして手を繋ぐ流れにもっていくところとか、心臓がドキドキしてると言って胸を触ったりするところとか。

でもホテルに連れ出す理由はあまりかっこよくなかったなあ。「お願いだよ~お願いっ!」って感じ。

結局私は何を言いたいのでしょうか。 良く分かりませんが、自分の胸に閉まっておくことが出来なかったので、とりあえず文字にしてみました。

彼は今もナンパを続けているのでしょうか。 2~3年彼女がいないと言っていたけど、イケメンだったし、優しそうだったし、大卒で働いてるし、なんで彼女出来ないのでしょうかねえ。あ、でも職場に出会いがないって言ってたなあ。良い人だったよ。

もし、この記事を見つけて「これ、オレの手法じゃん」とお思いになられた方がいらっしゃいましたら、LINE返してください。笑